| ぷりずん・とりっく |
| プリズン・トリック(「三十九条の過失」を改題) |
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受賞者:遠藤武文(えんどうたけふみ)
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| 選評者 : |
内田康夫 大沢在昌 恩田陸 天童荒太 東野圭吾 (選評者の氏名をクリックすると、それぞれの選評が表示されます。) |
| 選考委員: |
内田康夫 大沢在昌 恩田陸 天童荒太 東野圭吾 |
| 予選委員: |
石井千湖 佳多山大地 香山二三郎 末國善己 杉江松恋 細谷正充 吉野仁 |
| 選考経過: |
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| 受賞の言葉 |
「空想で作文して、投稿し、その上賞金をもらうなんて、なかなかできることじゃない」 ちょっと胸を張った。 「よほどの変わり者じゃなきゃ、できることじゃない」 え? 「常々、常識を知らねえ変わり者だとは思っていたが、まさか、そこまでの変わり者だとは思わなかった」 ちょっとへこんだ。 私の周りには立派な人たちが大勢いる。 酔って火の見櫓に登って大騒ぎをし、引きずり降ろそうとした警官の頭に小便した人。朝、バスに乗り遅れそうになり、服を小脇に抱え、裸のままバスに飛び乗った人。バーで脱糞し、顔を出せなくなった人。インターネットは五台持っているが、パソコンはまだ持っていないと言って、機械音痴の人たちから尊敬されている人。等々。 私はこれ等の立派な人たちに、常識とやらを教えられている。お返しに、いつか彼らを作中に登場させたいと目論んでいる。 ただ心配なのは、世間の声が彼らの耳に入ったときのことだ。きっと彼らは、住みにくい国になったと言って嘆くだろう。昔の人間には真心や思いやりがあったと言うだろう。 杞憂に過ぎないと思いなおした。彼らが登場する小説は、騒々しくって、読み通すことのできる人がいないに違いない。ひとりずつ登場させれば大丈夫か? |
| 作家略歴 |
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業 第55回江戸川乱歩賞受賞
代表作:「プリズン・トリック」
趣味・特技等:愛車での独り旅、競馬予想 |
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