1992年 第45回 日本推理作家協会賞 長編部門
 とけいかんのさつじん
時計館の殺人

受賞者:綾辻行人(あやつじゆきと)
ISBN1

選評者 : 石川喬司 高橋克彦 檜山良昭 皆川博子 森村誠一 (選評者の氏名をクリックすると、それぞれの選評が表示されます。)
選考委員: 石川喬司 高橋克彦 檜山良昭 皆川博子 森村誠一 
予選委員: 北上次郎 二上洋一 福田淳 松岡智惠 結城信孝 郷原宏 新保博久 多田兼成 中村利夫 林邦夫 原田裕 山前譲 加納一朗 武蔵野次郎 
選考経過: 大沢在昌 

受賞の言葉
 子供の頃からひたすらミステリが好きで、ミステリ作家になりたいという夢を抱きつづけてきました。単なる作家ではなく、あくまでも「ミステリ作家」に。
 その夢が叶ってからもずっと、何よりもまず「ミステリ」にこだわる作家でありたいと考えつづけてきました。『時計館の殺人』もまた、そんな僕の、不器用なこだわりの産物でした。
 このような「ミステリ以外の何ものでもない作品」によって今回推理作家協会賞を受賞できたことは、やはり最高の喜びです。
 何よりもまずミステリ作家でありたい。単なる作家ではなく、あくまでも「ミステリ作家」でありたい。
 今後もきっとこの想いは変わらないでしょうし、変えたくもありません。そしてそのことに、僕はささやかな誇りを持ちつづけたいと思います。


作家略歴
京都で生まれる。
一九八四年、京都大学教育学部卒業。一九八九年、同大学院博士後期課程修了。
『十角館の殺人』(講談社、一九八七年)でデビュー。代表作に『殺人鬼』(双葉社、一九九〇年)『霧越邸殺人事件』(新潮社、一九九〇年)『時計館の殺人』(講談社、一九九一年)等がある。
趣味は麻雀、音楽、奇術など。


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